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Channel: 狭山丘陵散歩
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林縁ルート

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7月12日(日)天気晴

林縁ルート

日曜日の調査はなかったのですが
一人で林縁ルートを一部歩いてみました。

トウギボウシ・オオバギボウシ
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ヌスビトハギ
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ヤブミョウガ
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ヤマキツネノボタン
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花期がキツネノボタンやケキツネノボタンより遅く、
茎の下部に斜上毛が多く、花は小さめ。


オトギリソウ
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こうして見ると葉だけでなく蕚にも花弁にも黒線と黒点が多いんですね。


キンミズヒキとヒメキンミズヒキが咲いていたので比べてみました。

キンミズヒキ
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花は密生してついています。
雄しべは10本以上あります。

ヒメキンミズヒキ
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花はまばらについています。
雄しべは5本ほどと少ないです。


ヤマハッカ
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残念、この日は中が覗けませんでした。


大きなきのこもありました。

コトヒラシロテングタケ
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外被膜の名残は下に落ちてしまった模様





マヤランとコクラン

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7月12日(日)天気晴

野草調査がなかったので丘陵を歩きました。
目あての花はこの2種です。

マヤラン
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咲いているのはこの株だけでした。イメージ 2


さてコクランの方はどうでしょう。

暗い林床に木漏れ日がさし、写真が撮れました。
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咲いていたのはやはり1株だけでした。
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コクランの花の作りはどうなっているのでしょう。
後ろに立っているのが背萼片
真ん中に立っている緑色のが蕊柱
左右に広がっているのが側花弁と側萼片
真ん中の赤紫色のが唇弁



コクランはまだ花芽の上がっていない株も見られたので
ちょっと早かったようです。
でも1株だけでも花が見られたので目的はかないました。
また見に行ってきます。

~~~~~~~~~~

今日は訪問を休ませていただきます。
明日伺いますね。


ニガクサ、イヌゴマ、ヒメシロネ、トウバナ

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7月12日(日)天気晴

野草調査ルート上のニガクサは
蕾が虫こぶになってしまって綺麗な花がなかなか見られません。
ここのニガクサはとても綺麗でした。
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シソ科ニガクサ属の多年草
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花の形が面白いです。
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上唇は小さくて深く2裂し下唇は3裂しています。
下唇の中央裂片が非常に大きく、垂れ下がっています。
雄しべと雌しべは上唇の裂片の間から上に突き出ています。
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雄しべ4個、雌しべ1個で柱頭が2裂しています。


今咲いているシソ科のほかの花も見てみましょう。
シソ科の花は唇形花と呼ばれています。

イヌゴマ
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シソ科イヌゴマ属の多年草
花冠は長さ1,5cmほどで淡紅色、
上唇は裂けず先が円く、下唇は3裂して紅紫色の斑紋があります。
雄しべ4個と雌しべ1個は上唇に沿っています。


アキノタムラソウ
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シソ科アキギリ属の多年草
長さ1cmほどの青紫色の唇形花が数段輪生しています。
花の外側には白い長い毛がたくさん生えています。
雄しべ2個は上唇にくっ付き
3裂した下唇は中央裂片が大きく斑紋があります。
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アキノタムラソウは雄性先熟の花。
咲き始めは雄しべしか見えません。
葯から花粉を出し終えると雄しべが横に曲がり、雌しべが突き出てきます。


ヤマハッカ
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シソ科ヤマハッカ属の多年草
ヤマハッカの花冠は8mmほどで上唇が浅く4裂し紫色の斑紋があります。
下唇は舟の縁のようになっています。
長短2個ずつの雄しべと1個の雌しべは下唇に収まっています。
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ハナバチが蜜を吸おうと下唇に止まると
重みで下唇が下がり、ハチのお腹に触れ花粉がつくのです。



ヒメシロネ
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シソ科シロネ属の多年草
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花冠は白色で5mmないくらい、
上唇は浅く2裂し、
下唇は3裂し中央に紫色の斑紋があり白い毛が密生しています。
雄蕊は2個で上唇に沿っています。

トウバナ
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シソ科トウバナ属
淡いピンク色の花冠は大きさ5mmほど。
上唇は浅く3裂し、下唇は深く3裂しています。
雄しべ4個は上唇に沿って2個が長く、
葯がぶら下がっているように見えています。
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トウバナとヒメシロネは上唇と下唇3裂片が同じくらいの大きさで
花冠が4裂しているように見えます。



シソ科の植物は種類も多く身近にもよく見られます。

特徴をまとめてみました。

               ・植物体には香気があることが多い。
              ・茎の断面はふつう四角形
              ・葉は対生する(まれに輪生)
              ・花は上唇と下唇にわかれた2唇形
              ・萼は5枚の筒状か2唇形
              ・雄しべは2こ~4こ
              ・子房は上位で4個の胚珠があり、4分果。


丘陵散歩

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7月12日(日)天気晴

丘陵散歩で出逢った動植物あれこれ。

ヤマユリ
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ヤマユリは大きくて立派な花、「ユリの王様」だそうです。
家の庭にはカサブランカが咲いてますが、
1970年代にヤマユリなどを原種にオランダでつくり出されたもの。
「ユリの女王」だそうです。


ヤマユリに訪花のナガサキアゲハ
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大きな花には大きなチョウが似合います。


アピオス(アメリカホドイモ)
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栽培用のアメリカホドイモが逸出してました。
花序には1cmほどの花がたくさんついています。
翼弁と舟弁は曲がりくねって色が濃いです。
日本のホドイモの花とは咲き方も形も違いました。
北アメリカ原産で地中にできる数珠状に連なった塊茎を食用にするようです。



豪華に咲いていたオニドコロ
これだけ咲くと見事なものです。
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チダケサシの白花
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ジャノヒゲの花が開いているのは初めて、
地面に近く葉に紛れて咲いているのでしっかり見たことがなかったのです。
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サジガンクビソウ
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ガンクビソウの仲間ではこれが一番花期が早そうです。


今年初のヒメウラナミジャノメ
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バイカツツジは今もまだ咲いていました。
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ウワミズザクラは実より先に果柄が赤く色づいて綺麗です。
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オトコヨウゾメは果実も果柄も赤くなるんですね。
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オカトラノオに来ていたのはナガサキアゲハ
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ナガサキアゲハは温暖化が進んでふえているのでしょうか。


ミヤマアカネイメージ 13


ムラサキシジミ
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翅は傷んでましたが飛ぶと紫色が煌きます。




丘陵で出合ったきのこいろいろ

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7月12日(日)天気晴

雨が続いたので梅雨時のきのこが例年になく大発生。
丘陵散歩でいろいろなきのこに出合いました。

ノウタケ
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卵が割れたところ
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ヤブレベニタケ?
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ツチカブリ
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アシボソノボリリュウタケ
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鞍形の頭


アシベニイグチ
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コビチャニガイグチ
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テングタケ
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いぼが左半分にはありませんでした。
傘の色も薄くテングタケで良いのか?



ヘビキノコモドキ
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コテングタケモドキ
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ツルタケ
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続きます。

丘陵で出合ったきのこいろいろ2

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7月12日(日)天気晴

丘陵散歩で見られたきのこいろいろ・2

大きなきのこが多かったですが、
これは5mmほどの小さなきのこ
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イヌセンボンタケ
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イヌシデの幹の途中から萎びたきのこが出ていました。
多分ナラタケモドキ
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こんなに元気な木からも生えるんですね。


キイロイグチ
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とにかくでっかいきのこ、30cmくらいはありそうです。
オオオニテングタケ
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こんなのがぽつぽつと大きな菌輪を描いて生えてました。

いろんな段階のきのこが見られました。
幼菌も大きくて迫力あります。
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20cmくらいの饅頭型
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25cmくらいのテーブル型
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カワリハツ
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ウツロイイグチ
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コテングタケモドキ
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ニガクリタケ
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カワムラフウセンタケ?
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チチタケ
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カレバキツネタケイメージ 15


オオホウライタケ
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今年の夏はきのこが大発生。
でも15~16日に行った長野では
全くと言ってよいほどきのこの姿がありませんでした。
所変われば、ですね。


○山植物相調査

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7月18日(土)天気曇り時々雨

○山植物相調査

○山は2年前に皆伐した所、
2年経ってどんな植物が生えてきたでしょう。
自生する全ての植物を調べています。
今までに去年7月10月、今年5月に調査しました。

18日は4回目の調査です。
参加者は雑木林のHさん、Sさん、OMさん、Tさん、
生き物倶楽部のOKさん、Aさん、ODさん、散歩道


2年経ちすっかり草が茂り、藪になっている調査地
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藪扱きしながら見つけていきます。
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オオバギボウシ
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ベニバナボロギク
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ノリウツギ
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オトコエシ
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ヒヨドリジョウゴ
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ササクサ
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ウメモドキに巻きついたヘクソカズラとヤマノイモ
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ヤブコウジ
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ヤブラン
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ノブドウ
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ヌスビトハギ
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今回の調査では250種ほどが確認できました。
次回は秋に行い、今までの調査記録と合わせて
生き物発表会で発表するそうです。



オオカモメヅルとガガイモの花

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7月18日(土)天気曇り時々雨

オオカモメヅルは5月から咲き出し、今も盛んに咲いています。
ガガイモの花はちょうど咲き出したところです。
両種ともキョウチクトウ科ですが
オオカモメヅル属、ガガイモ属と属は分かれます。
花の作りはどうなっているのか見てみました。


ガガイモ
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花冠は直径約1cmで5裂し、内側には長い毛が密生しています。
中央には白い丸い部分があり、そこから白いものが長く突き出ています。
長く突き出ているのは花柱である、との記述が図鑑にはありますが、
ここに花粉をつけても受粉は行われないとの研究があり、
これは花柱ではなく付属物で柱頭は別の場所にあるようです。
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中央の丸い部分はずい柱(雄しべと雌しべが合着したもの)。
ずい柱に白いスペード型のものが5枚並んでいます。
 これは雄しべの葯です。
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最近の研究でガガイモには両性花と雄花があることが判明。
ずい柱の大きさと、底部の隙間で両性花か雄花か分かるそうです。
大きい花のずい柱は約4×4mmで、
底部に花粉塊を入れられる垂直な隙間が開いている。 
小さい花のずい柱は約3×3mmで、底部の隙間は閉じている。」そうです。
それによるとこの花は両性花のようです。
論文に書かれていることを実際に試した記録も載っていますので
興味ある方はこちらをご覧ください。
受粉もとても面白い仕組みになっています。


ガガイモの花にはアリがたくさん来ています。イメージ 6
アリは受粉には役立っておらず、蜜をなめにやってきているだけのようです。


オオカモメヅル
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萼は5裂し、花冠は直径5㎜ほどで5深裂しています。
花冠の内面には白色の毛があります。
副花冠は暗紫褐色で5裂し、裂片は上から見ると星形に見えます。
中央の白緑の部分が雄しべと雌しべの合着したずい柱。

花粉は黄色い塊になり(花粉塊は葯室の中にあり、外からは見えない)
隣の葯との間にある微小な小球に2個ずつぶら下がってついているそうです。

ガガイモとオオカモメヅルの花は似た作りになっていました。



湿地整備・7月

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7月19日(月)天気晴一時雨

関東は梅雨明け朝から良く晴れた19日、湿地整備でした。
参加者はOさん、Mさん、Sさん、散歩道の4名。
道具を積んだリヤカーで湿地へ向かいます。
天気が良過ぎ、日当たりが良過ぎ、なので少しでも日陰のある所で作業。

東側観察路の草刈りから始めました。

道はできてはいますが、草がかぶって歩きにくいのです。

草刈り後の様子



午前の部は観察路の草刈りで終了。
昼食を摂って昼休み。

午後の部は、台地の草刈り、イヌキクイモ抜き
私は斜面の蔓除去、アカバナ湿地内のチゴザサ除去などの作業でした。

アカバナ湿地
池内のチゴザサを抜き取ります。
池に入るとどろどろで長靴が潜ってしまい、とても大変でした。
でもチゴザサがふえてしまうとせっかく浚渫したのに
元の木阿弥になってしまうのでがんばりました。
島にはコウガイゼキショウとタマガヤツリが生えてきました。
池にぽつぽつ生えているのはコナギ、イボクサ、オオアブノメ。
コナギとイボクサは花を見て、実を落とす前に抜き取る予定。


トンボ池畔にあるヤマグワにいたクワカミキリ


ササに止まったキタテハ


Oさんの周りをしばらく飛んでいたウラギンシジミ
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人の汗が好きみたいです。


午後3時、雨が降って来たので作業を終了しました。

里山民家へ戻り道具を片付け反省会。
菜園隊からのスイカの差し入れで生き返りました。


湿地整備の休憩時間に

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7月19日(日)天気晴一時雨

湿地整備の休憩時間にカメラ散歩,
どんな生き物が見つかるでしょう。


かくれんぼの最中 クワカミキリ
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くるくる廻って逃げるハゴロモ幼虫
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アズマネザサの葉の裏に隠れていたトリノフンダマシ
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マユタテアカネ♀・ツマグロ型
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アカバナ湿地池にはヤゴがいましたが撮れませんでした。


小型のツバメシジミ
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大型のきのこ
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きのこたち

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○山調査と丘陵散歩のときに見られたきのこです。
載せていなかったので今頃載せることにしました。


クリイロイグチ?
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コトヒラシロテングタケ
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まだ図鑑にも載っていないきのこ。
食毒不明ですが、テングタケ科には毒が多いので
このきのこも毒だろうと思います。


テングタケ
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猛毒ではないそうですが、毒きのこです。


ヤブレベニタケ
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「傘の一部に大きく亀裂が入ることがある」、
と図鑑に書かれているとおり大きな亀裂が入ってます。

その昔、食と書かれているきのこなら何でも食べてみたいと思う時期がありました。
ヤブレベニタケは食、と書かれていたので食べてみたら
あまりの辛さにびっくりした思い出のきのこです。
図鑑には「時に辛味がある」、と書かれていました。
正にそのに当たってしまったようでした。


キイボカサタケ
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黄色で小型のきのこですが毒です。
傘の中央にいぼのような突起があります。

イボカサタケ
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イボカサタケには白、黄色、赤、青の種類がありますが
これは茶色です。
黄色が変色したものでしょうか。



アリノトウグサ

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7月24日(金)天気晴一時雨

前から気になっていたアリノトウグサ。
和名は小さな花が草を登っている蟻のように見えることからだそうです。


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7月7日はまだ蕾

ずっと蕾の状態でしたが、もう咲いた頃かと見に行ってきました。

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アリノトウグサ科アリノトウグサ属の多年草。
 茎は四稜形で根元は地を這って広がり、枝分れして斜上しています。
1cmないくらいの小さな葉は卵形で対生し、基部はハート形。


果たして花は咲いているのでしょうか?
肉眼ではよく分かりません。



カメラで寄って見ると、小さな花が咲いてました!
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花は蟻より小さく、茎に並んでつき、斜め下向きに咲いていました。


花は下から順に咲き上がり上の方はまだ蕾です。
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下の方の花と上の方の花は形が違います。
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上の方は花粉を出している雄花、下の方が雌花
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雄性期には花弁が反りかえり、垂れ下がった葯から黄色い花粉を出しています。

その後、花弁と雄しべを落とし、雌しべを伸ばして雌性期に入るようです。
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雄性期の花
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花弁は1mmほどの長さで4個、萼は4裂し、萼筒は1mmほどの球形。
雄しべは8個。


雌性期の花
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花弁と雄しべを落とし、4個の柱頭が蕚裂片の間から伸び出てきます。
柱頭の先がピンクの羽毛状です。

上が雌性期の花、下は果実
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果実は1mmほどの球形で周りに8本の筋が入っています。


      ちょうど花と実、蕾の状態が見られました。 
   小さいのにほんとによくできているなあと感動中。   


ヒメオトギリ

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7月24日(金)天気晴

ヒメオトギリは朝早く咲き、午後には萎れてしまいますから
朝のうちに行ってきました。


ヒメオトギリ
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後ろの赤い葉はアカバナです。
低山や丘陵部の湿地などに生えるオトギリソウ科オトギリソウ属の1年草。
茎は高さ25cmほど、4稜があります。
葉は3角状卵形で長さ1cmほど、明点があり黒点はありません。
基部は茎を抱いています。

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花は径7mmほどと小さく黄色です。
萼は細長く鋭頭で明点と明腺があります。
花弁は長さ3mmほどで、雄しべは10~20個。
よく似たコケオトギリは蕚が鈍頭で雄しべが5~10個と少ないのです。
花柱はごく短く3個。
(アゼオトギリやサワオトギリは花柱が子房と同長)


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雄しべは見えているだけでも短いのが2個長いのが11個
なのでこれはヒメオトギリで良いと思われます。
今年もまたここでヒメオトギリが見られました。


キイトトンボ

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7月24日(金)天気晴

ヌマトラノオの咲く湿地
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ヌマトラノオは花穂の先が垂れ下がりません。
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花弁の先が円いので優しく可愛らしく見えます。
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ひょろひょろと弱弱しく飛ぶキイトトンボ
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キイトトンボは北多摩では絶滅危惧Ⅰ類(CR)の希少種です。
初めて翅の脈まで綺麗に撮れたので大きい写真を載せてます。
右下クリックで大きくしてご覧になってください。


オオミゾソバとアカハナカミキリとアゼナと

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7月24日(金)天気晴

☆☆☆
記事アップしてますが皆様の所には伺うことができません。
コメント欄も閉じてます。
戻りましたら伺わせていただきます。
☆☆☆


オオミゾソバとアカハナカミキリとアゼナと

オオミゾソバがひっそりと咲いてました。
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日陰に咲くからでしょうか、ミゾソバより静かな花です。
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そこにはすでに
「先客だ」
とばかりに威張っているアカハナカミキリがいました。
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セミの抜け殻もたくさん。
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田んぼまでやって来ると
白い小さな花が咲いてました。

アメリカアゼナ
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北アメリカ原産の1年草。
田んぼにたくさん生えてます。
葉には波状の鋸歯があります。
写真では分かりにくいですが、
4個の雄しべのうち下唇につく2個は葯がありません。
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アゼナ
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こちらは在来種、田んぼで見られます。
葉には鋸歯がなく全縁です。
4個の雄しべには葯があり、
花の形もアメリカアゼナとは違うようです。


ツノトンボ、ハグロトンボ、フキバッタ~~

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7月25日(土)天気晴

朝から気温が高く、少し動いただけでも汗が出るような暑さの中
丘陵を歩きました。


日陰にはハグロトンボ
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黒い翅にメタリックブルーが涼しさを運んでくるように
ひらひらと飛んでは止まります。
でもとっても敏感でカメラを向けると直ぐに飛んで行ってしまいます。

別個体です。かなりの頭数見られました。
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茶色い翅のミヤマカワトンボも見られましたが残念、写真はぼけてました。
7月に高尾で見たミヤマカワトンボを貼っておきます。


ツノトンボ
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トンボのような姿をしていますが、アミメカゲロウ目
触角が長く先が丸いのが可愛いです。
雄は赤褐色で雌は黄褐色ですからこれは雌。


ほかにもこんな生き物が見られました。

ヤマトシジミのカップル
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帽子に止まったのはコチャバネセセリ
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セダカシャチホコ
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ミズキから落ちたアゲハモドキ幼虫
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ムラサキエノコロにいたのは?
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脚を伸ばしたカメムシ
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ボーベリア菌に侵されたカミキリ
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動きの速いアオズムカデ
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陸生貝・アズキガイ
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アズキガイは西日本に分布する陸貝で、
2府5県でレッドリストに挙げられている希少種。
東京で生息しているのは国内移入種だそうです。
Yさんが見つけたのを見せていただきました。


擬木柵で車を見送るヤマトフキバッタ
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色も形も精巧にできているおもちゃのように見えてしまいます。


狭山丘陵自然観察

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7月25日(土)天気晴

狭山丘陵を歩いて見られた植物

車が通る道脇でも植物がいろいろ観察できます。

ガードレールに沿って生えているタカトウダイ
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1株や2株どころではありません。
舗装の隙間から何株も生えていました。
ど根性タカトウダイ!


ヤマホトトギス
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斑点が少なく楚々として美しい。

ほかの場所では赤紫の斑点の面積が広い花も見られました。
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これはもう斑点というより地色が赤紫に白い斑
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チダケサシ
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車道と歩道の間が窪地になっており、そんな場所に咲いてました。
チダケサシは北多摩では絶滅危惧ⅠB類(EN)
こんな所に咲いているとはびっくりです。


アカメガシワ
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雌花の花後、若い果実です。
子房には刺棘があり、赤いのは花柱の残りです。
これから秋になると褐色に熟します。


ミズキ
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アゲハモドキの幼虫がいたのはこのミズキです。
果実がピンク~紫色に色づいてました。


ミツバアケビの果実
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いくつも実がなってました。
こんな所では直ぐに取られてしまいそうですね~。


キウイフルーツ
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かなり大きく育ってました。
狭山丘陵にはあちこちでキウイの自生が見られますが
こんなに大きく育ち、しかも実がなっているのは初めてです。

続・狭山丘陵自然観察

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7月25日(土)天気晴

狭山丘陵歩きで見られた植物

ハエドクソウ
ここではハエドクソウが群れてました。
ナガバハエドクソウより花期が少し遅いようです。


ヘクソカズラ
これほど大きなヘクソカズラの花は初めてです。


シロバナガガイモ
ガガイモの白花です。
星型の花がとっても綺麗。


クズ
クズの花も赤くて綺麗。


センニンソウ
今季初です。


イヌドクサ
スギナと同じトクサ科トクサ属の常緑シダ
茎の太さは3mmほどで枝分かれしています。

胞子嚢穂はツクシのようでスギナの仲間と納得できます。


オオトクサ
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北米原産で園芸用に栽培されていたものが逸出したものと思われます。
2m~2、5mにも伸びていました。

胞子嚢穂
ずい分と大きなトクサが群れているので調べたら
オオトクサだと分かりました。
繁殖力旺盛のようです。



続々・狭山丘陵自然観察

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7月25日(土)天気晴

昨日の続きです。

ヒメムカシヨモギ
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オオアレチノギクより花期が早いようです。


ノハラアザミ
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咲き出したばかり。
花粉を出しているのが見えます。


ユウガギク
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アキノタムラソウ
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アカメヤナギ
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新芽が赤く、大型の托葉は、円形で縁に鋸歯があります。
ヤナギの仲間では葉が円いのでマルバヤナギの名前もあります。


ヒメクグ
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ヤブコウジ
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花と一緒に若い果実も見られました。


ヤブラン
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開きかけの花が見られました。


トウゲシバ
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貝のような黄色いソーラスが付いてます。


ウツボグサ
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花は長さ2cmほどの唇形花、上唇は大きく、
下唇は上唇より少し小さめで3裂し、中央裂片の先はぎざぎざしています。
花はもうほとんど終わりでした。

などを観察して撤退しました。

生き物倶楽部テーマ観察会7月

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7月26日(日)天気晴

猛暑の中、生き物倶楽部テーマ観察会があり参加しました。
今月のテーマは水棲小動物観察会。
参加者は6名とスタッフさんも一部参加されました。

ヤマトクロスジヘビトンボの幼虫を観察
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がさがさのやり方のレクチャーがあり、網を持ってフィールドへ出ます。


第1ラウンドは民家前湿地の水路から開始です。

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30分ほど3箇所でがさがさして基地へ戻り同定していきました。


ドジョウ
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タカハヤ
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クチボソ
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ヌカエビ
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マダラガガンボ
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ギンヤンマ
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オニヤンマ
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シオカラトンボ
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クロスジギンヤンマ
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コミズムシ
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カワニナ
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サカマキガイ
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オナシカワゲラ
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カゲロウ
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第2ラウンドはアカバナ湿地、北側奥湿地、東の森前水路の
3箇所でがさがさする少年少女たち
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ホトケドジョウ
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脱皮直後のヤゴ
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ハイイロゲンゴロウ
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マツモムシ
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クロズマメゲンゴロウ
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ユスリカ
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不明
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などが見つかりました。
がさがさは楽しいですが、同定が難し過ぎでした。


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