Quantcast
Channel: 狭山丘陵散歩
Viewing all 1255 articles
Browse latest View live

クララと咲き始めたオカトラノオ、ノカンゾウ

$
0
0
6月18日(日)天気曇り

クララ

根を齧るとくらくらするほど苦いことからクララだそうです。
小径のクララは花茎が折れてしまったのか今年は花がついてません。
別の場所にある株には花がついてました。
マメ科クララ属

白い長靴がぎっしり並んだような花が可愛いですね。
日本各地で草原が衰退しているため、自生地がかなり減少しているそうです。
狭山丘陵でもほかでは見たことがなく、この2株が大事な株です。


今年はオカトラノオの開花が遅めです。
去年は6月10日には花穂の半分くらいまで咲いている花がありましたが
今年は1週間遅れてます。

オカトラノオ
サクラソウ科オカトラノオ属


初開花と言えばノカンゾウもこの日が初でした。
ノカンゾウ
ワスレグサ科ワスレグサ属

もう既にゴンズイから住まいをかえた
キスゲフクレアブラムシがいっぱいついてます。



クリの花で吸蜜

$
0
0
6月17日(土)天気晴

クリの花はまだまだ花盛り。
この日もたくさんチョウが来て吸蜜してました。


メスグロヒョウモン♀

イメージ 1

イメージ 8

メスグロヒョウモン♂
イメージ 2

イメージ 3


イメージ 4


イメージ 5


イメージ 6


イメージ 7

いろいろ来てたのかと思って撮りましたが
みんなメスグロヒョウモンだったようです。


ドクムギ

$
0
0

ドクムギ

6月の野草調査はお休みしましたが
初確認種が見つかったそうです。

竹林に生えているドクムギ
イメージ 1
1cmほどの小穂が花軸に対して平面上に左右に並んでいます。
これはネズミムギやホソムギに似ています。
ホソムギはノギがありませんが、ネズミムギは長いノギがあります。

ノギのないホソムギ  ノギのあるネズミムギ
イメージ 5   イメージ 6


ドクムギ
イメージ 3
ドクムギは苞穎が長いのが目立ちます。
イメージ 2

ヨーロッパ原産の1年草。
植物体に毒はありませんが、
昆虫に対する神経毒ロリンアルカロイドが分離され
 また、動物への毒性を持つ麦角アルカロイドも作られるので
ドクムギという怖い名前が付いてました。

10年めに入った野草調査ですが、まだこうして
初確認種が出るのですから面白いものですね。


こちらも野草調査中に見つかったそうです。
ガビチョウの卵
イメージ 4
この時も見に行ったら、親鳥が飛び立ちました。
温めていたのですね。

ガビチョウは特定外来生物で侵略的外来種ワースト100選に
定められています。
この後、駆除されるのだろうと思います。
鳥に罪はないですし、綺麗な卵ではありますけどね。

オオカモメヅル

$
0
0

オオカモメヅル
先月の湿地整備で支柱を補強したオオカモメヅル。
目に見える成果がありました。
(写真撮影には邪魔な支柱や縄ですけどね。)

支柱に絡んで伸びてます。


ツルが元気よく伸びると花付きも良いようです。


蕾がたくさん

あちこちで花を咲かせてます。

花色もいろいろです。
花は5mmないくらい、花冠は5深裂して白い毛が生えています。
真ん中の黄色が柱頭で雄しべは見えませんが合着しています。
暗紫褐色で光沢があるのが副花冠、これが可愛いですね。


濃い赤紫色の花



緑色の花


薄茶色の花

蕾がたくさんついているのでこれからずっと花が楽しめます。
今年は実もたくさんなりそうです。

ヒメコウゾ

$
0
0

ヒメコウゾ

今年のヒメコウゾは今までで最高の実付きです。

1cmほどの集合果で花柱が残ります。
甘くて美味しいのですが、この花柱がいがいがするのです。


ニガイチゴも美味しそう


ネズミモチ

緑の葉に白い花が静かに咲いてます。
筒状花は先が4裂し、くるっと反り返ります。
雄しべ2個

ナガバハエドクソウ

$
0
0

ナガバハエドクソウ

イメージ 1
ハエドクソウ科ハエドクソウ属

ハエドクソウは温帯性、ナガバハエドクソウは暖帯性だそうですが
狭山丘陵には両方自生しています。
 葉は対生し、名前のようにハエドクソウより長く長卵形、
基部は楔形、縁に粗い鋸歯があります。
小さな花をまばらにつけた穂状花序をすっと出しています。

イメージ 2
花は下から咲き上がり、横向きに咲いています。
可愛い花ですが、全草有毒でハエ取り紙などに使われたので蠅毒草。
イメージ 3
花は6mmほどの唇形で、上唇は小さく、下唇は長くて3裂しています。
(ハエドクソウは上唇の両側が広く肩状になる)
イメージ 4
赤く見えるのは萼の一部で刺になります。

花が終わると下向きになり萼の先の刺が硬く残って
イノコズチに似た引っ付き虫になります。

ギンリョウソウその後

$
0
0

ギンリョウソウ

6月3日に見たのでその後どうなったかまた見に行ってきました。
イメージ 1
その後、雨も降らずからからだったので大きくはならず
そのまま枯れてきてしまったようでした。
果実はまだできてはいないようです。

6月3日に見たギンリョウソウ
ツツジ科ギンリョウソウ属
ギンリョウソウは葉緑素を持たない菌従属栄養植物。
ベニタケ科の菌類と菌根を作り栄養をもらっているそうです。


近くにはイチヤクソウが咲いてました。
6月3日には蕾でしたが、ちょうど今が見頃でした。
ほかの場所のはもう終わりですからここのは少し遅めの開花です。
ちょうど綺麗なイチヤクソウが見られてよかったです。

イチヤクソウ
イメージ 2
イチヤクソウは常緑の葉を持っているので光合成していますが
生育環境に応じて周囲の菌と菌根を形成しているそうです。
イメージ 3
ツツジ科イチヤクソウ属
イメージ 4

花の名しりたい・5月

$
0
0
5月10日(水)天気雨のち曇り

花の名しりたい5月

もう1月以上も前のことになりますが、
参加者のNさんが記録の写真を送ってきてくださったので
5月の活動の様子を載せておきます。
Tさん、Nさんのお二人と散歩道で庭花壇、駐車場前林縁、神明入り口、
野の花小径を通って東の森まで行き戻ってくるコースでした。

東の森へカマツカとサワフタギの花を見に行ったところです。
イメージ 1
散る間際のカマツカとサワフタギの花が見られました。

里山民家の庭花壇に植えられているヒメウツギ
イメージ 2
花糸の翼をしっかり見ました。


ツリバナ
イメージ 3


ガマズミはまだ蕾
イメージ 4


蕾の出る前のメヤブマオ
イメージ 5
ヤブマオやメヤブマオなどは見分けが難しいですが
この特色ある鋸歯の形を観察しました。


ヤエヤマツツジ
イメージ 6


ツルカノコソウの花後
イメージ 7

ナツグミ、ユウゲショウ、ナツノハナワラビ、ヤマグワ、ツクバネウツギ、
コバノガマズミ、ミヤマガマズミ、ニガイチゴ、ヤマウルシ、オニグルミ、
ギンラン、ヒメコウゾ、ツルウメモドキ、オヤブジラミ、ヤブデマリ~~
などなどを観察した5月の花の名しりたいでした。

Nさん、お写真有難うございました。



生き物倶楽部7月定例自然観察会

$
0
0
7月1日(土)天気雨のち曇り

生き物倶楽部7月定例自然観察会
毎月第1土曜日は定例自然観察会。
午後1時ログハウスに集合したのは7名。
先ずは近況報告、その後フィールドに出ました。

今回は雨ならではの虫や小動物がいろいろ観察できました。

樹液の出る木を観察しています。
イメージ 1
ここで見つかったのはキシタバの仲間?やキセルガイなどでした。


トンボエダシャク
イメージ 2
イノコズチの葉に止まってじっとしてました。


アワフキムシ
イメージ 3


ヒカゲチョウ
イメージ 4
ヨモギの陰にいたのもヒカゲチョウ
イメージ 11


オオシロカネグモ
イメージ 5
刺激を与えると腹部の黒い模様が太く変わります。


ムラサキシキブにいたのはイチモンジカメノコハムシ
イメージ 6


ヤスデの仲間
イメージ 7


クサギにいたのはクサギカメムシ
イメージ 9


ヤスマツトビナナフシ→ニホントビナナフシ
イメージ 8


ミスジマイマイ
イメージ 10
コケを食べているのでしょう。
綺麗な薄緑色のミスジマイマイでした。


キシタバの仲間?
イメージ 12


キセルガイ
イメージ 13


ノブキの葉に作られた繭
イメージ 14


アカガネサルハムシ
イメージ 15

金属光沢が美しいです。
成虫はブドウの葉を食べ、幼虫は根を食べるので
(ブドウ農家にとっては)害虫だそうです。

生き物倶楽部7月定例観察会

$
0
0
7月1日(土)天気雨のち曇り

生き物倶楽部7月定例観察会

今回は観察した木の花、果実を載せます。

コムラサキ(植栽)
イメージ 1
花はムラサキシキブそっくりですが
花序の柄が葉腋より少し上から出ています。


サルトリイバラ果実
イメージ 2


ウツギ果実
イメージ 3
直径5mmほどの椀形で、長く花柱が残っています。
まだ若い果実なので星状毛も残り、一部萼片も残っています。


アジサイ(植栽)
イメージ 4
アナベルではないですが真っ白のアジサイ
尾根道の脇に植えられたものと思います。


エゴノキ果実
イメージ 5
鈴なりです。


手前ネムノキ、後ろリョウブ
イメージ 6
咲き始めの美しい花ですが間近で見ることができません。


生き物倶楽部7月自然観察会

$
0
0
7月1日(土)天気雨のち曇り

生き物倶楽部7月定例自然観察会
今回は草本編です。


狭山丘陵では初めてだったので何かと思いましたが
ユーラシア原産の帰化植物ヒメスイバでした。
イメージ 2
高さは30cmほどでスイバより小型です。
ヒメスイバは雌雄異株でこれは雌株です。

葉は長さ5cmほどでほこ形、基部は耳状に張り出してます。
イメージ 1


ヒメドコロ
イメージ 4
ヒメドコロは雌雄異株でこれは雄株。
雄花序、雌花序ともに細く、垂れ下がります。
よく似たオニドコロの雄花序は立ち上がります。

イメージ 5
淡黄色の5mmほどの花は皿形で先は反り返ります。
花被片6個、雄しべ6個。
イメージ 3


ホタルブクロとヤマホタルブクロが混生している所があります。

こちらはホタルブクロ
イメージ 6
萼片と萼片の間にある付属体が反り返っています。

こちらはヤマホタルブクロ
イメージ 7
萼片の間の反り返りがありません。


コイケマ
イメージ 8
北多摩EX、西多摩VUの希少種です。
狭山丘陵ではここでしか見たことありません。
イメージ 9
花冠は緑色で5裂しあまり開きません。
中の白い部分が見えるでしょうか。これで開花状態です。
イメージ 10
今年もなくならずにここで花が見られてよかったです。


オカトラノオ?
イメージ 11
群れて咲いていますが、花穂が短く先が垂れ下がらず、
純粋なオカトラノオではなく交雑種なのかもしれません。
イメージ 12


ウマノミツバ
イメージ 13


タコノアシ
イメージ 14
東京都でも環境省でもNTに指定されている希少種です。
小さな株がびっしり、すき間なく生えてます。
こんなに数多く生えたのは今年が初めてでは?
大きく育つのはどのくらいあるのか、これからも見守っていきます。



ハエドクソウ
イメージ 15
葉柄が長く葉の基部は切形~心形
イメージ 16


ソクズ
イメージ 17
3mmほどの小さな白い花をたくさんつけてます。
イメージ 18

花冠は5裂して平らに開き、5個の太い雄しべが突き出ています。
花は蜜がなく、蜜を出すのは黄色の蜜壺です。
イメージ 19

蜜壺にはアリがよく来ています。
イメージ 20
ほかの虫が来ないのか、実付きは悪いです。
こんなにたくさん咲いても実がなるのは2つ3つです。


湿地整備7月

$
0
0
7月2日(日)天気曇り

湿地整備
毎月第3日曜日に行っている湿地整備ですが、
夏の間は月2回ということで7月の1回目を2日に行いました。
参加者はO氏、M氏、Y氏、Yさん、散歩道の5名。
道具を用意し湿地へ。

雨は降りましたが、相変わらずひび割れてます。

イメージ 1

湿地を廻って作業内容を確認します。
前回は2週間前だったので、草もそれほど伸びてはいませんでした。
イメージ 2


台地は帰化植物のオオブタクサやワルナスビなどが元気です。
イメージ 3

作業内容を確認し、持ち場を決めて作業開始。

東側観察路の草刈りをするYさん
イメージ 4

中央観察路の草を刈るY氏
イメージ 5


島の整備をするM氏
イメージ 6

全体を見るO氏
イメージ 7

アカバナ湿地の斜面の草と中のチゴザサを刈る散歩道
(写真はありません。)

午前、午後と汗だくになりながら作業しました。

開通した東側観察路
イメージ 8

整備された島
イメージ 9

チゴザサを刈ったミクリ池
イメージ 10


ヒヨドリジョウゴとカニクサを絡ませるトレリス設置
イメージ 11


草刈りされた溝
イメージ 12


本日の奮闘の証拠
イメージ 13

午後3時50分、作業を終え里山民家に戻りました。
道具を片付け反省会をして4時30分、終了しました。
汗びっしょびしょ、くったくたでした。

湿地整備の日に見られた虫ときのこ

$
0
0
7月2日(日)天気曇り

湿地整備の日に見られた虫ときのこ

花壇にいたぼろぼろの翅のベニシジミ
イメージ 1

同じ花壇にいた綺麗な翅のベニシジミ
イメージ 2


イチモンジセセリ
イメージ 3


ヒメジョオンで吸蜜しているのも綺麗な翅のベニシジミ
イメージ 4


カメムシの仲間のようですが この虫は何でしょう?
イメージ 5


オオトリノフンダマシ
イメージ 6

大きなトンボも飛んでましたが、写真は撮れませんでした。


マンネンタケ
イメージ 7
つやのある綺麗なマンネンタケが7本切株に生えてました。
イメージ 8


2cmほどの小さなきのこの群れ
イメージ 9


キクラゲ
イメージ 10
雨の後でちょうど良い状態でした。

シロキクラゲ
イメージ 11
雨が降り、乾燥が収まったのできのこも生えてきました。
夏のきのこのシーズンですね。


湿地整備の日に見られた花

$
0
0
7月2日(日)天気曇り

湿地整備の日に見られた花

タケニグサ
イメージ 1
ケシ科タケニグサ属
イメージ 2
花には花弁はなく多数の雄しべと雌しべ1個。
蕾は白い萼2個に包まれていますが、開花時に落ちてしまいます。
イメージ 3


ヤマハギ
イメージ 4
里山民家の庭花壇に植えられたものです。


ヤブカンゾウ
イメージ 5
谷戸の奥にはノカンゾウが咲いてますが
少し遅れて手前にヤブカンゾウが咲き出しました。


シオデ
イメージ 6
シオデは雌雄異株でこれは雄株
イメージ 7


コバノカモメヅル
イメージ 8
蕾がたくさんついてます。


オカトラノオ
イメージ 9


ハエドクソウ
イメージ 10
自然観察会でも載せましたが、これは別の場所のハエドクソウ
イメージ 11


バイカツツジ
イメージ 12
葉の下に隠れるように咲くため、目立ちません。
花は2cmほどで、白い梅の花に似ているでしょうか?
花の中央部には白い毛が生えていて紅紫色の斑点があります。
この赤い斑点が円く取り囲んでいるのをブログ記事でよく見ますが
狭山丘陵のバイカツツジはこんな感じです。
雄しべは5個で2個が長く目立ちます。
イメージ 13


ガガイモ
イメージ 14
ガガイモも好きな花です。


ヒメシロネ
イメージ 15
湿地のヒメシロネが咲き出しました。
萼片の先端は刺状に尖っています。
 5mmほどの白い花はシソ科らしく唇形で
下唇には可愛らしい紫色の斑紋があります。
2個の雄蕊は上唇に沿ってます。
イメージ 16


イヌゴマ
イメージ 17
イヌゴマもヒメシロネ同様シソ科ですが、こちらはイヌゴマ属で
ヒメシロネはシロネ属。

チダケサシ

$
0
0
7月4日(火)天気曇り

チダケサシ

この花が咲くと、夏が来たなあと思います。
夏の走りの花。

チダケサシ
イメージ 4

薄いピンクの小さな花が密に咲いて涼し気です。

イメージ 1
この花が咲き出すとベニタケの仲間の赤いきのこが見られるようになります。
チダケ(チチタケ)は狭山丘陵では少ないですが、
ドクベニタケやヤブレベニタケなどはよく見られます。
茎にチダケを刺して持ち帰ったのでチダケサシ。
イメージ 2

イメージ 3

イメージ 5
花序軸や花序枝、花柄には腺毛が密生しています。
淡いピンクの花弁は5個で細いへら状
雄しべは10個で葯は淡青紫色
イメージ 6
北多摩EN、西多摩NTの希少種ですが
この斜面にはふえているようです。
去年よりずっとたくさんの花が見られました。

同じ斜面に咲いていたヤマホトトギス
早い開花です。
イメージ 7


近くにはミゾカクシも咲いてました。
イメージ 8
花冠の裂片は、片方に片寄ってつく面白い形。
イメージ 9

サワギキョウもこんな形の花。
昔は狭山丘陵にもサワギキョウが咲いたそうです。
今も丘陵のどこかに咲いていないか、整備している湿地に咲かないかなあ、
と密かに追い求めています。


ヒメヤブラン

$
0
0
7月4日(火)天気曇り


ヒメヤブラン
イメージ 2
丘陵の日当たりの良い場所にこんな小さな花が咲いてます。

葉はジャノヒゲに似てますが、ジャノヒゲは白い花。
イメージ 1


イメージ 3

黄色い葯を避けるように柱頭が反対側に反ってます。
自家受粉を防ごうとしているのでしょう。
イメージ 4


ヒメヤブランは日なたにさいてますが、こちらは日陰です。

ヤブコウジ
イメージ 5
葉の下に隠れるようにして下向きに咲いてます。
撮りにくいのでやっぱりボケてます。

イメージ 6
7mmほどの小さな花で、花冠は5つに分かれ、雄しべ5個。
丈も小さいですが常緑樹です。
木ではウメガサソウが最も小さいと思われ、ヤブコウジがその次でしょうか。

その後のシャクジョウソウ、ギンリョウソウ

$
0
0
7月4日(火)天気曇り

たくさんの花が見られたあのシャクジョウソウ
その後どうなったでしょう?

シャクジョウソウ
イメージ 1
下向きに咲いていた花が果実になり上を向いてます。
茶色くなった花被片が残っています。

花被片が落ちた果実
イメージ 2

イメージ 3
シャクジョウソウの果実は朔果で枯死後も腐らないで
冬を越すそうです。

イメージ 4

まだ1輪だけ花が残ってました。
イメージ 5

 
イメージ 6
あのまま背が伸びずに果実になってました。

丸く膨らんで大きくなってます。
イメージ 7
ギンリョウソウの果実は液果で横向き、
種子をこぼすと枯れてなくなります。

暗い場所に咲くシャクジョウソウもギンリョウソウも
ほとんどが実を結んでいました。
どんな虫がポリネーターなんでしょう?
それとも自家受粉が多いのかな?


イチヤクソウ
イメージ 8
若い果実になってました。
これからゆっくり時間をかけて熟し、来年の花期にも残ります。

リョウブ、ネムノキ、キハギ

$
0
0
7月4日(火)天気曇り

リョウブやネムノキが今あちこちで咲いてますが、
なかなか近くで見られません。
やっと目の高さに咲く木を見つけました。

ネムノキ
イメージ 1
葉は夕方には閉じますが、花は夕方開いて翌日萎む1日花。
ピンクの長い雄しべが目立ちます。
イメージ 8

基部にあるのが萼と花弁で、そこから長い雄しべと雌しべが出ています。
イメージ 2

花序の中央にある萼筒の長いのが頂生花でその花だけに蜜があるそうです。
イメージ 3
その蜜を吸いに来るスズメガがポリネーター。


リョウブ
イメージ 4
真っ白い花が良く目立ちます。
イメージ 5

イメージ 7
花弁は5個、雄しべは10個、雌しべは1個。萼片は5個
イメージ 6

葯はVサイン
イメージ 11




キハギ
イメージ 9
淡黄白色で翼弁が紅紫色、旗弁の中央部分にも
紅紫色があるハギが咲いてました。キハギです。
北多摩VUの希少種で狭山丘陵では数少ないキハギ。
柵の向こう側に咲いていたので望遠で撮りました。
イメージ 10
まだ蕾が多いのでまた見に行けたら行こうと思います。



7月野草調査

$
0
0
7月8日(土)天気晴

7月野草調査・林縁ルート
本日の参加者はOK氏,OM氏,ODさん、M氏,H氏、Aさん、Yさん、散歩道の8名。
余りに暑いので林縁ルートに変更して実施。
見られた種を解説なしで名前だけ載せます。

アキノタムラソウ
イメージ 1


ユウガギク
イメージ 2

ヤマハッカ
イメージ 3

ママコノシリヌグイ
イメージ 4

ヤブミョウガ
イメージ 5

両性花と若い果実
イメージ 24


ジャノヒゲ
イメージ 6

イヌゴマ
イメージ 7

ヨウシュヤマゴボウ
イメージ 8

ノカンゾウ
イメージ 9

オトギリソウ
イメージ 10

オオカモメヅル
イメージ 11

ヘクソカズラ
イメージ 12

オオバノトンボソウ
イメージ 13

キツネガヤ
イメージ 14

キンミズヒキ
イメージ 15

ジョウシュウカモメヅル
イメージ 16
花の径が15mm以上あるのはコバノカモメヅルの変種でジョウシュウカモメヅル。
コバノカモメヅルは花の径7~10mmで、これは20mmと大きかったです。


ヤマニガナ(宮野入初確認種)
イメージ 17
背の高さが1m以上あり、下の方の葉は羽状に切れ込む独特の形。
花は1,2cmほどで蕾がたくさんついてます。
イメージ 22
狭山丘陵で見たのはこれが2株目。
ほとんど目にすることのない種ですがレッドデータブックには載ってません。
山野で普通だそうです。

タカトウダイ
イメージ 18

サジガンクビソウ(ルート上で初確認種)
イメージ 19

ヌスビトハギ
イメージ 20
イメージ 23


キランソウ
イメージ 21

林縁ルートで蕾、花、果実、ソーラスをつけていた野草は
142種でした。
そのうち3種はルート上では初確認です。

野草調査中に見られた虫

$
0
0
7月8日(土)天気晴

野草調査をしていると虫たちの姿も見えてきます。
林縁ルートで見られた虫たちです。

イヌキクイモの葉の上には大きなヤブキリ
イメージ 1

黒いガが飛んできて止まりました。ホタルガでした。
イメージ 2

初めて撮れたミドリシジミ
イメージ 3

じっとして動かないので何枚も撮ってしまいました。
翅を広げた所が見てみたい。
イメージ 4

ムラサキシキブにいたのはイチモンジカメノコハムシの幼虫
成虫は透明で綺麗ですが幼虫は脱皮殻や何やらを背中に背負ってます。
イメージ 5


この日はウラナミアカシジミが何頭も見られました。
イメージ 6

オオバノトンボソウに捕らえられたようになって動かない綺麗なガ
イメージ 7

茂みの中へ中へ潜ってしまうミズイロオナガシジミ
イメージ 8

ここにもいたウラナミアカシジミ
イメージ 9

背中に1本の筋、これがヤスマツトビナナフシですね。
イメージ 10


アカトンボにしてはくすんだ色のトンボが休んでいました。
翅の基部が黄色のネキトンボ?
イメージ 11

ジャコウアゲハが蛹になっていました。
イメージ 12

パセリを食べている大きなキアゲハの幼虫
イメージ 13
畑隊が虫用に栽培しているパセリです。



Viewing all 1255 articles
Browse latest View live


Latest Images